リスティングの入札戦略でコンバージョン値の最大化を選んでCPCが高騰した際にチェックすべき点と対策をまとめました。
そもそもコンバージョン値の最大化とは
「コンバージョン値の最大化」入札戦略を使用すると、指定した予算の範囲内でキャンペーンの合計コンバージョン値を最大化できます。この入札戦略では、高度な機械学習を使って自動的に最適化した入札単価が設定されます。オークションごとの自動入札機能を使用して、オークションごとに入札単価を調整することもできます。アカウントでコンバージョン トラッキングを設定するときに、最大化したい値(収益や利益率など)を指定します。
https://support.google.com/google-ads/answer/7684216
ざっくりいうとコンバージョン数の最大化がすべてのコンバージョンを同じ1CVとしてカウントするのに対してコンバージョン値の最大化はコンバージョンに価値を振り分けて重み付けをします。例えば100円の商品が売れた際には100円の価値をつけ、1,000円の商品が売れた際には1,000円の価値をつけるなどです。
CV数は足りているか?
コンバージョン値の最大化はスマート自動入札と言ってある程度のCV数があるときに学習が働き、効率化が働きます。必要なCV数は下記
目標広告費用対効果に基づく入札をキャンペーンで使用するには、過去 30 日間にコンバージョンを 15 件以上獲得している必要があります。この条件は、ほとんどのキャンペーン タイプに適用されます。
https://support.google.com/google-ads/answer/6268637
15件以下の場合はコンバージョン数の最大化でまずはCVを多く取るのをおすすめします。
学習ができていない場合にgoogleはどう動くのか?
もしCV数が足りずに学習が進んでいない状態でコンバージョン値の最大化を選ぶと下記のように無理やり設定された金額をだすようになるので高騰化する恐れがあります。
1 日の平均予算額を確認します。目標広告費用対効果(ROAS)が設定されていない場合、「コンバージョン値の最大化」では、1 日の平均予算を完全に使い切ることを目指します。このため、現在の費用が予算を大きく下回っている場合は、「コンバージョン値の最大化」を使用すると費用が大幅に増える可能性があります。
https://support.google.com/google-ads/answer/7684216