ギークスジョブは、ギークス株式会社が運営するITフリーランス向けのエージェントサービス。2001年から開始しており、フリーランスエージェントの中ではかなり古参になります。
ギークスジョブとは
ギークスジョブは、ギークス株式会社が運営するITフリーランス向けのエージェントサービスです。
支払いサイクル
25日(月末締め翌月25日支払い)
案件数
2025/2月時点だと7100件の登録があります。
案件の種類
ギークジョブの対応地域は、東京・大阪・愛知・福岡などの主要都市です。リモートではない案件を探したいなら、主要都市以外にも対応している「レバテックフリーランス」と「PE-BANK」も併用した方がいいでしょう。
歴史
2001年(事業の起源):
ギークスジョブの源流となるIT人材支援事業がスタートした年です。創業者の曽根原稔人氏らが当時在籍していた企業でフリーランスエンジニアのアウトソーシング事業を手掛け始め、これが後の独立につながりました。この取り組みで培われたノウハウがギークスジョブの基盤となっており、公式に「20年以上の支援実績」があると謳われるゆえんです。
2007年(会社設立):
ギークス株式会社(当時の社名: 株式会社ベインキャリージャパン)が設立された年です。8月23日に親会社クルーズ株式会社(旧ウェブドゥジャパン)から分社化する形で発足し、IT人材事業(フリーランスエージェント事業)を本格展開し始めました。これが現在のギークスジョブ運営会社の創業となります。
2009年~2013年(独立と社名変更):
2009年4月に経営陣によるMBO(マネジメント・バイアウト)により親会社から独立し、フリーランス支援事業を中心に据えた自立経営体制に移行しました。その後、2013年10月に社名を「ギークス株式会社」に変更し、サービスブランド名と社名を統一する形で認知向上を図ります。この頃までにフリーランス紹介事業の基盤を固め、エンジニア支援の実績を着実に積み上げていきました。
2017年(サービス強化):
社内にギークスジョブの開発チームを新設し、サービスサイトの大規模リニューアルを実施しました。ユーザビリティ向上や案件検索システムの刷新を行い、登録者・取引企業の急増に対応できる体制を整備した時期です。これにより、その後の急成長を支えるプラットフォーム基盤が整いました。
2019年(株式上場):
3月20日、東京証券取引所マザーズ市場に上場しました(証券コード:7060)。上場により資金調達力と知名度が向上し、事業拡大に弾みがつきます。上場時点でフリーランス支援事業はギークスの収益の柱となっており、上場後もIT人材事業の拡大戦略が加速しました。
2020年(市場変更):
上場翌年の2020年4月3日付で東証一部(現 東証プライム市場の前身)へ市場変更が承認されました。株式上場からわずか1年での市場変更は業績成長と企業規模の拡大が評価された結果であり、ギークスが成熟企業として認められた節目と言えます(その後2022年の東証市場再編に伴い、ギークス株は東証スタンダード市場に移行)。
2023年(サービス拡張と成長の加速):
4月3日に新サービス「ギークスダイレクト」を正式リリースし、ITフリーランスと企業が直接契約できるマッチングプラットフォームの提供を開始しました。従来のエージェント型サービスに加え、このプラットフォームによりユーザーの選択肢が広がり、ビジネスモデルの多角化が進みました。また2023年4月末時点でギークスジョブの登録者数が2万人を突破するなど、フリーランスネットワークの規模が大きな節目に到達しました。同年には地方拠点として札幌支店・広島支店を新設し、地方企業とITフリーランスのマッチング支援にも乗り出しています。
2024年(現状):
登録ITフリーランス人材は2024年3月時点で21,000人を超え、取引企業も3,500社規模に及んでいます。