高還元SESが還元率を下げて話題になっている件を解説

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下記の高還元SESのエージェントグローさんが還元率を下げると宣言したnoteが話題になっています。あまり人材業界に詳しくない人、あまり今回の話題について詳しくないけどサクッと流れを知りたい人向けに解説します。

https://note.com/kawai_tomoya_ag/n/na8ff855a84b8

noteの中身

noteの中身をざっくり説明すると

  • 来期(2025年11月期)から還元率を2%下げる。福利厚生の一部をカット。
  • 理由としては還元率を上げても採用数の増加と離職率の低下が起こらず、利益を少なくしているだけになっているから

株式会社エージェントグローとは?

株式会社エージェントグローは、東京都に本社を置くIT人材サービス企業で高還元SESを謳っています。売上高は

  • 23億1600万円(2022年11月期実績)
  • 18億6700万円(2021年11月期実績)
  • 13億1100万円(2020年11月期実績)

引用:マイナビ転職

https://tenshoku.mynavi.jp/jobinfo-321514-1-8-1

上記ページによると20億以上になります。

高還元SESとは?

  • 高い還元率:一般的なSES企業の還元率が50~60%程度であるのに対し、高還元SESでは70%以上、場合によっては80%を超える還元率を提供しています
  • 柔軟な働き方:案件選択の自由、リモートワークの可能性、残業の少なさなどが特徴として挙げられます
  • 福利厚生の充実:リフレッシュ休暇や充実した福利厚生(ジム、マッサージなど)を提供する企業もあります
  • 独立支援制度:エンジニアの独立を支援する制度を設けている企業もあります

しかし、注意すべき点もあります。

  1. 還元率の計算方法:企業によって還元率の計算方法が異なる場合があり、実際の還元率が謳われているものより低いこともあります
  2. 案件単価との関係:還元率が高くても、案件単価が低ければ結果的に給与が低くなる可能性があります
  3. 待機時間の報酬:案件がない期間は報酬が下がる場合があります。

この問題が今後どう広がるか?

今回の問題がそもそも高還元SESのビジネスモデル自体の問題なのか、1社のみの問題なのかで話が違ってきます。

今回のnoteで気になるのは高還元にしたのに採用数が伸びなかったという点です。単純に高還元だと魅力がましてエンジニアの方が集まりやすそうですが、そうならなかった。これが高還元であることがそこまで魅力的でないのが理由な場合、ビジネスモデル自体が厳しそうです。

個人的にはこれはどんな案件が多かったかがわからないと判断つかないなと思っています。

というのも還元率が高くても元の単価が低ければ給与は低いのでその可能性もあるからです。

高還元が採用に繋がらないというのはあまり直感に反するのでおそらく案件自体がそこまで魅力的ではなくてビジネスモデル自体の問題ではないんじゃないかなと思っています。