google(alphabet)の2024年1Q決算解説!

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googleを提供するalphabetの2024年1Qの決算が出ていたので翻訳、要約しました。

個人的な印象としては大きな流れは変わっていないが、やはりみんなの興味はchatGPTなどの生成AIサービスがgoogle検索を食うかというところでそこへの明確な対策は述べられていなかったのが残念。

概要

  • P-MAXにGeminiを導入
  • Google Oneの有料会員数は1億人
  • 生成AIによって検索は食われてしまうのか?という質問があったがユーザー体験を上げることができており、対応できる検索クエリが昔よりも増えることで全体の検索数は増える

広告事業

  • 検索とその他の収益は前年同期比14%増で、特に2023年第2四半期に開始されたAPACを拠点とする小売業の堅調な成長に牽引
  • ユーチューブ広告の収益は、ダイレクトレスポンスとブランド両方の成長により、前年同期比21%増
  • ネットワーク収入は前年比1%減

広告事業自体は伸び続けているが、adsenseなどの外部媒体に出すnetworkは引き続き下がっていっている。広告がcookie規制などで他者媒体でのターゲティングが難しく、自社媒体に案件がよるからと思われる。

P-MAXへのgemini活用

P-MAXのテキストおよび画像アセットのキュレーションと生成をgeminiで支援しており、効果をあげている。metaでもおそらくクリエイティブ作成系に力を入れているはず。

youtube事業

  • ショートをアップロードするチャンネル数は前年比50%増
  • YouTubeパートナープログラムのチャンネル数が300万突破

youtubeは順調に伸びていっている。

各売上

  • グーグルサービスの売上高は 704 億ドルで、14%増でした。
  • Google Search & Otherの広告収入は462億ドルで、14%増。
  • YouTubeの広告収入は81億ドルで、ダイレクトレスポンス広告とブランド広告の両方が牽引し、21%増加した。
  • ネットワーク広告収入は74億ドルで、1%減少した。
  • サブスクリプション、プラットフォーム、デバイスの売上は87億ドルで、主にYouTubeのサブスクリプション収入の伸びを反映し、18%増加しました。
  • TACは10%増の129億ドル。
  • グーグルサービスの営業利益は28%増の279億ドル、営業利益率は40%だった。
  • グーグル・クラウド部門に目を向けると、売上高はGCPの大幅な成長、AIからの寄与の増加、および主に1シートあたりの平均売上高の増加によるグーグル・ワークスペースの力強い成長を反映して、同四半期は96億ドル、28%増となった。
  • グーグル・クラウドの営業利益は9億ドル、営業利益率は9%でした。

基本的には増収増益で順調。

TACというのはTraffic Acquisition Costの略でGoogleが広告収益を獲得するために支払う費用を指します。これには、Googleの広告が他のウェブサイトやアプリケーションに表示され、その結果として得られる収益の一部をパートナーに支払うコストが含まれます。

ここは増えており、おそらくappleのsafariの検索に使ってもらうなどが入っています。ここのコストは今後課題になりそう。

生成AIの検索への影響

>まず1つ目は、検索行動全体について伺いたいと思います。 Philippさんは以前、全体的なクエリのトレンドが成長を続けているというお話をされていましたね。 マネタイズ可能な、商業的なクエリのトレンドについてもう少し詳しくお聞かせいただけますか? Eコマースへの新規参入が相次ぐ中、商業クエリのトレンドに変化はありましたか?

>全体として、検索におけるジェネレーティブAI、AIの概要によって、私たちは間違いなく……ユーザーに提供できるクエリの種類を拡大できると思います。 より複雑な質問にも答えることができますし、一般的には、クエリのカテゴリーを越えて、すべてが引き継がれるようです。 もちろん、まだ初期段階であり、私たちはユーザー・エクスペリエンスを第一に考え、慎重を期すつもりですが、この移行が意味するものについては前向きにとらえています。

>最初の質問で、これは前にも申し上げましたが、はっきりさせておきたいのは、私たちはこの瞬間を検索にとってポジティブな瞬間だと捉えているということです。 

上記が生成AIが検索のシェアをとっていくんじゃないかと言う懸念に関する質疑応答。

alphabetの主張としてはSGEによってより細かいクエリに対応できるようになり、クエリが全体的に増えるから多少検索クエリが生成AIに取られても大丈夫と言うもの(少し推測入りますが

これはgoogle全体としてあり得ると思いますが、google経由の流入を気にするサイト側ではまた事情が変わってきます。

結局SGEで増えるクエリはSGEに取られるのでサイトにはきてくれません。そして今まで取れていたけど生成AIに取られるクエリを考えると送客数は少なくなる可能性が高いです。

そうなった際にgoogleのエコシステムが回るのかは一つ課題点になります。