最近、代理店に依頼するのではなく、社内でwebマーケする会社さんが増えています。これには理由があってweb広告の進化だったりが関係していたりします。特に運用金額が100万以下の会社さんは外注でかなり損している可能性があるので、検討を薦めます。
広告代理店と社内(インハウス)のメリット・デメリット
もちろん広告代理店さんもメリットはあって下記がメリット・デメリットになります。
広告代理店のメリット
- 他社の事例を知れる
- 媒体運用のテクニックがある
- 運用のコストを丸投げできる
- クリエイティブ制作を丸投げできる
広告代理店のデメリット
- ノウハウが溜まりにくい(自社でやる場合より
- コストがかかる
- 運用金額が小さい場合、稼働してもらえない可能性がある
インハウスのメリット
- 自社にノウハウが溜まりやすい
- 自社のユーザーインサイトを一番持っているので広告に反映しやすい
インハウスのデメリット
- マーケターの確保。もしくは経営者自身が勉強しないといけない
- クリエイティブ制作をどこに依頼するか
どう使い分けるか?
広告代理店に依頼するか、インハウスでやるかの分岐点にまず運用金額があります。運用金額が低い場合、広告代理店のビジネスモデルは運用金額の一部をもらうというものなのであまり稼働できない場合があります。例えば10万の運用金額だと2万が代理店の取り分になります。
これだけだと正直マーケターの時給で考えると1日稼働できるかどうかなので、とても満足な運用はできませんし、クリエイティブの本数もそこまで取れないはずです。
感覚値100万以下だとできるだけインハウスを検討したほうがいいです。
次にwebマーケがどれくらい重要かになります。ここのコストを運用で他社よりも低くしたい場合、自社にどれだけノウハウを蓄積できるかが鍵になり、ノウハウ蓄積の面だとインハウスでやったほうがうまくいきやすいです。代理店さんに依頼する場合、相当密にレポートや分析をしてもらわないと他社でインハウスでやっている会社にノウハウ蓄積で勝てないでしょう。
なぜインハウスが増えているのか?
最近インハウスが増えている理由に広告の自動化があげられます。faceook広告もリスティングもかなり自動化が進んでおり、昔よりも設定項目が少なくなりました。そのため運用の手間がなくなり、それよりもユーザーインサイトや自社商材、業界の知識の重要度が相対的に上がってきました。
もちろん代理店さんだからこそ知れる情報もありますが、基本的には自社商材、自社のユーザーインサイトは自社のほうが知っていると思うのでこの社内ノウハウを活かせるインハウスが増えてきています。
マーケターを雇えない際の対処
とはいえ、うちは社内でやってくれるマーケターを雇えないんだよなあという方もいらっしゃると思います。ただ上記であげたうように実は手間自体はかなり減っているので、経営者自身がまわすというので十分可能です。その際に下記が課題になってくると思います。
- クリエイティブの制作
- 勉強コスト
前者はある程度まとまった量を発注できるデザイナーと関係をつくることで対処可能です。クラウドソーシングのコンペ形式で依頼するのも一つです。後者はairteamで月1-2万で経験者に聞きながらやるとかなり早くなります。