今回はwebマーケターは滅びますという話をします。いきなりすみません。。。ただ、webマーケターは技術の進歩で結構戦略的に動かないと生き残れない時代になりました。スタートアップの現場がどうなっているのかからこれから生き残るマーケターと生き残れないマーケターについて解説していきます。
結論
今まで、ハック的なgoogleなどのプラットフォームの穴を狙って、本来上位でに出ないものを上にあげたりリーチを確保するのをメインとしていたマーケターは滅びて、ユーザーのインサイトからちゃんと訴求や媒体設計を考えられるマーケターは生き残る。
これはwebマーケの中でも各ジャンルで違う動き方をするので分けて解説していきます。
そもそもwebマーケターとは?
そもそもwebマーケターとは一体何なのかということを考えると、Web の媒体の運用に特化したマーケターとここでは定義します。
マーケターは 本来、Web媒体以外のもの、紙媒体もそうですし、イベントだったりだとかそういったアナログなものも含めます。
しかし、Webのマーケターは例えば meta広告だったり、Google 広告、リスティングの運用などに特化したマーケターというのが一般的な認識だと思います。このwebマーケターがほとんどの人が滅びると考えています。
では、次にそのwebマーケターの中で細分化します。
コンテンツ領域と運用型広告、SEOの違い
webマーケターをざっくり大別すると
- コンテンツマーケ
- 運用型広告
- SEO
に分かれます。コンテンツマーケとSEOは結構被るのですが、SEOは結構特殊なスキル、たとえばインデックス率を高めるための技術的な実装などもあるので分けました。
コンテンツ領域は引き続き残る
コンテンツマーケの領域に関して言うと今後、むしろもっと重要になってくると考えられます。というのもプラットフォームがコンテンツの質を見れるようになったからなんですね。
今までプラットフォームのハックができるのは、結局、コンテンツの質を見れなくて他のリンク数だったりだとか 細かい技術的な仕様で プラットフォームが質を見ていたので起こっていたことでした。それが、GoogleやFacebookが賢くなることによってコンテンツの質自体が見ることができるようになったので、いいコンテンツさえ作ればちゃんとリーチを伸ばせるという状態になってきました。
プラットフォームからしてもいいコンテンツがユーザーに届くということはいいことなので、この流れというのはずっと変わらないという風に考えられます。そのため、Web マークの領域でもコンテンツを製作している、どういうコンテンツが流行るのか、ユーザーに受けるのかということを考えるWebマーケターというのは今後も生き残ると考えられます。
運用型広告は媒体設計に絡んでいる人は残る
meta広告やリスティング広告などの運用に関して言うと、だいぶ生き残れる人というのは限られて来ます。
というのも、今までは細かい設定などをしないとちゃんと配信されなかったですけれども、機械学習が進んで、細かい設定をしないでもGoogle やmetaがどんなユーザーに配信すればいいのかがわかるようになったからです。
例えば、今まで30代の男性に当てたいという風に考えた時にプラットフォーム側がそこまで賢くなかったので、ちゃんと30代男性という設定をしていました。で、この設定の仕方もちょっと難しかったので Webマーケターのテクニックが問われるという形だったんですけれども、プラットフォーム側が賢くなった現在だとそういう細かい設定をしなくても「あ、30代の男性に当てればいいんだね」っていうことをmetaやGoogle が自分たちで認識して、出し分けをしてくれます。
ただ、運用型広告のマーケター全員が滅びるというわけではなく、媒体の設計だったりだとかどういう訴求をすればいいのか、だったりはプラットフォームではカバーできないので、そういったところができる上流の設計できる人たちというのは今後も残っていきます。むしろ、重要度が増していきます。
SEOはかなり厳しい領域に
SEOに関して言うと、相当マーケターには厳しい業界になってくると考えています。
というのも、SEO自体が
- そもそも 順位が上がるべきではないものをあげるテクニックと
- 本来上がるべきなんだけれども上がっていないものっていうの正常なところで戻す
というものがありました。後者は大切なことなのですが、Google がだんだん賢くなっていくにあたって テクニックを使わなくてもちゃんと上がるようになってきています。そして前者に関して言うと、むしろ Googleとしてはどんどん取り締まっていきたいので、これも技術が高まっていくにつれ、だんだん厳しくなってきています。
そのため、SEOの領域というのは Google マーケターの入る余地をどんどんなくしていってる状態になっています。
あえて言うと、大規模なサイトなどは インデックスがうまくいかなかったりするので、技術的にどう組めばいいのか、だったり、まだテクニックの余地があります。
しかし、小手先のテクニックはやはり通用しなくなってきている業界になっていて、どちらかというとキーワードの意図を読んだり、検索ボリュームからニーズを把握するみたいなところに需要が残り続けると考えられます。
これから生き残るマーケター
まとめるとこれから生き残るマーケターは
- 小手先のテクニックではなく、ユーザーに刺さる訴求や媒体設計などができる人
になってくると考えられ、具体的には
- SEO→検索意図を把握し、コンテンツ制作に活かせる
- コンテンツマーケ→長さだったり小手先のフォーマットではなく、ユーザーの求めるコンテンツを作れる人
- 運用型広告→ターゲティングのテクニックではなく、あたりの訴求を見つけられたり、媒体設計を考えれる人
です。
インハウスに移行している
では実際に現場の運用はどうなっているのかについて話します。
ITスタートアップのマーケティングの現場では、だんだん外注からインハウスに移行しています。というのも今までは、この媒体に出したいから、この媒体に強い代理店に依頼するというのが数年前はよくありました。今もないとは言わないんですけれども先ほど言ったみたいに媒体ごとのテクニックというものがだんだんなくなってきているので、その媒体特化の代理店に依頼するよりもちゃんと自分たちの製品だったりだとかユーザーを把握している社内の人間が運用する方が効果出るよね という流れになっています。
これからもこの流れは加速していくなって考えていて、先ほどの運用型広告で生き残るのは、媒体設計だったりだとか先を見つけ出せる人というのを言いましたが、これはインハウスじゃないとなかなか難しかったりするので、インハウスで幅広く媒体を見てあたりの訴求を見つけ出し、横展開できる。そういった運用ができるマーケターが今後も求められていくと言えます。